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2009年06月06日

俳優「チョン・ジヒョン」は無く、「暴力性」だけ残って

俳優「チョン・ジヒョン」は無く、「暴力性」だけ残って
世界日報より)
 韓国俳優チョン・ジヒョンが終始一貫深刻な表情で英語でセリフを処理したということに意義を置かなければならないようだ。フランス・香港・日本の資本が投入されたにも関わらず、序盤から「チョン・ジヒョン ハリウッド進出作品」と広報して論議を引き起こした映画『ラスト・ブラッド』(以下ブラッド)は、B級アクション映画の水準を越えることができなかった。これまで『猟奇的な彼女』以後出演した作品の興行可否とは別にトップ俳優待遇を受けていたチョン・ジヒョンとしては、思い通りの演技変化も、映画の完成度の前で全て「痛手」を負ったわけだ。
 チョン・ジヒョンは映画で人間の父と伝説のヴァンパイアの母の間に生まれたヴァンパイア ハンター「サヤ」役を担った。これまでメロー映画中心に出演したチョン・ジヒョンの華麗なアクション演技は全く破格的な感じもした。しかしここまでだ。ナレーティブの貧弱さと原作アニメーションの長所を生かすことが出来ないCG技術の粗雑さは、98分という短いランニングタイムを通して失笑だけ産むようだ。すでにハリウッド級CGに慣れた観客の立場では、国内CG技術より落ちるような感じを与える映画に没頭しにくいほどだ。商業性のためにやむを得ず残忍な場面が入ったというチョン・ジヒョンの話をあえて取り上げなくても、映画は上映中 残忍さと暴力性でスクリーンをいっぱい満たした。その上、チョン・ジヒョンはアクションを見せるばかりで感情演技に没頭できなかった。

 もちろんこれに対してチョン・ジヒョンは4日ソウル龍山(ヨンサン)CGVで開かれたマスコミ試写会で「1アクションですぐ『カット』がかかるので、感情演技をすることはできなかった。それで懐疑感や自己恥辱感も持った」として、アクション演技と感情演技を同時にできない苦悩を打ち明けた。問題はチョン・ジヒョンがこのように感じるように、アクション-感情演技の動線が切れるのを観客も感じるということだ。

 またこれまでチョン・ジヒョンが「サヤ」について「日本人という設定は映画に登場しない」という話とは違い、映画では成長過程から日本人「チョン・ジヒョン」の姿が表現される。一部では「倭色論議」(日本色が強いという非難?)を取り上げて論じられているほどだ。「攻殻機動隊」で有名な日本のアニメーション監督兼小説家 押井守の作品を原作にしたので、十分にこのような論議は予想されていた。

 11日封切りを控えた映画『ブラッド』がチョン・ジヒョンの演技人生での得になるのか失になるのか、事実追求しにくい。しかし、去る2001年『猟奇的な彼女』でソウル観客だけで173万5692人を集めて興行に成功して以来、同じ感じで『猟奇的な彼女』第2弾という命名された『私の彼女を紹介します』(全国観客219万9359)を除いては、演技変身を試みる時ごとに興行に失敗したチョン・ジヒョンが「日本のアクション俳優」に変身したことに対して観客がどのように受け入れるのか疑問だ。
(4人の食卓(全国観客71万7494) /デイジー(全国観客102万3096) /スーパーマンになった男(全国観客55万9706) )

 一方この日の記者懇談会で製作者側は『ブラッド』は総3部作で企画しているとし、続編がやることになれば当然チョン・ジヒョンをキャスティングすると話し、チョン・ジヒョンもこれを承諾した。しかし先ずは第1編格の『ブラッド』がどのような結果を産むのか見守らなければならないようだ。

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