韓流新報

（Newsenより）
　俳優キム・テヒが出演した映画の興行失敗について、彼女だけを恨むことができるだろうか？
　キム・テヒはスクリーン デビュー作『中天』から『戦い』まで、出演映画全興行が低調だった。新作『グランプリ』まで封切り第二週末ボックスオフィス10位(25日映画振興委員会映画館入場券統合コンピュータ・ネットワーク基準)に留まって大変なけんかをしている。
　キム・テヒのスクリーン興行失敗について、評壇やある者は彼女の演技力が不足したためだと話す。だが、興行失敗について、全面的に主演俳優のせいということはできない。硬くないシナリオと演出力の不在で観客を動員することができないこともあって、大作や期待作がたくさん上映される時期に公開されるのも失敗要因になり得る。

　チャ・テヒョンも『猟奇的な彼女』大当たり以後『スピードオーバースキャンダル』前まで、出演映画ごとにほとんど全ての作品が興行に失敗した。だから「映画ごとに失敗する俳優、チャ・テヒョン」という汚名に苦しめられた。しかし、チャ・テヒョンは新人にふさわしくないカン・ヒョンチョル監督の優れた演出力と面白いシナリオのお陰で、800万人突破という大当たり記録を立てて「興行俳優」という修飾語を得た。2008年 年末当時『トワイライト』以外にこれという競争作がなかったことも大当たり興行が可能だった理由だ。

　チャ・テヒョンの例だけでなく、演技派俳優が出演したにもかかわらず、監督の演出力や配給会社の力量不足などで興行に成功することができない作品は多かった。

　キム・ヘス、パク・ヘイル主演『モダンボーイ』、イム・スジョン、ピ(チョン・ジフン)主演『サイボーグでも大丈夫』(監督パク・チャンウク)、チョ・スンウ、シン・ミナ主演『孤高70』、イ・ビョンホン、スエ主演『あの年の夏』、キム・スンウ、故チャン・ジニョン主演『恋愛、そのこらえることはできない軽さ』、故チャン・ジニョン、キム・ジュヒョク主演『青鉛』等は演技派俳優が出演したのに興行失敗を味わった。

　『グランプリ』はキム・テヒの演技力よりも、当初の企画段階やキャスティング段階から2006年に封切られたイム・スジョン主演の『角砂糖』と似た競馬と余技数を素材で製作されるという点で、差別性ないと評価されてきたし、それによって興行に多少懐疑的だとの意見があった。

　『中天』もファンタジーを別に好まない国内観客にファンタジーアクションを前に出しているうえに、ストーリーの不在、CGの粗末さなどが興行の障害になったし、『戦い』も平易なメローでも、アクション物でもない曖昧なジャンルの標ぼう、多少明らかな離婚の話を扱ったのが興行の問題になった。

　キム・テヒの演技力はドラマ『アイリス』から向上して本人も満足した。それに力づけられて、2009 KBS演技大賞中編ドラマ部門女性優秀演技賞も受賞した。また、キム・テヒは『アイリス』を演出したヤン・ユノ監督の『グランプリ』にもキャスティングされて監督にも認められるようになった。

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