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2009年11月04日

「放送会社vs歌手」ボイコット出演停止対立‥なぜ?

毎日経済より)
 最近歌手IVYのカムバックにKBSとMBCがぬるい反応を見せるや、KBS MBC出演禁止の知らせまで聞こえている。またチャン・ユンジョン、パクヒョン・ビンなど、イヌ企画所属歌手とSМ所属歌手が候補選定を問題にしてケーブル チャンネルMnetが主催する2009 MAMA(Mnet Asia Music Award)に出演を公式にボイコットした。G-Dragon、2NE1等YG所属歌手は活動期間中、唯一SBS歌謡プログラムと芸能プログラムに出演してSBS専属歌手という皮肉まで聞かれた。
#出ない?賞あげない! 賞くれない?出ない!
 最も簡単な放送会社vs歌手の気力の戦いは年末授賞式で起きる。実際に年末放送会社授賞式は、候補選定方式と公正性について絶えず雑音が起こっている。ほぼ同じ時期にイベントが行われるだけに、自社の授賞式に参加すれば賞を与え、出演しなければ賞を与えない慣行まで出来るほどだ。結局地上波放送3社は何年か前から年末授賞式をなくす格別の措置まで取った。

 最近では反対状況が広がる。賞を与えなければ出ないということ。今年初の歌謡授賞式である2009 MAMA(Mnet Asia Music Award)は、イヌ企画所属パクヒョン・ビン、チャン・ユンジョンに続き、SМ所属東方神起、少女時代、スーパージュニアなどの歌手が続けてボイコットを宣言した。

 イヌ企画の場合、チャン・ユンジョンの候補者排除を理由に公正性問題を提起し、SМのMnetで放送中の歌謡プログラム「M!Countdown」のランキング公正性と有料投票の商業性を問題にして出演を拒否した。SМの主張の通り、少女時代が「Gee」熱風を起こした当時「M!Countdown」チャートで少女時代の順位を探すのに難しかったことも事実だ。また投票をするためには3000ウォンの加入費を出してMnet.com会員に加入しなければならない。

 だがMnet側は「MKMFがMAMAに名称だけ変えたことでなく、より投票制度改善など公正性に最優先を置いており今回の公正性論議はごり押し」と反論して「3000ウォンの有料会員加入は重複投票を防ぐための唯一の対案だ。複数のIDを作る方法など便法で自身が応援する歌手に票の集中を与えて公正でない投票が進行していたため」と反論した。Mnet側は「その収益金は行事後音楽関連公益事業目的で寄付する計画」と付け加えた。

#芸能寄与度、不敬罪‥感情の戦い

 IVYの放送出演難航は過去の所属会社の履歴が障害になった。IVYのKBS MBC出演問題は、2008年当時IVYの所属会社ファントムが放送会社PDを相手に株式ロビーなどをした事件に遡る。現在所属会社を移した状態だが、ファントム当時IVYのマネジャーなどがIVYとともに移ってきた。該当放送会社芸能局PDが立場でIVYに対する感情が友好的になるはずがないということだ。IVYの場合、自身の問題でない周囲の状況を理由に一方的に不必要な被害を受けている状況。

 実際のところIVYの場合、感情的争いに多少特別なケースに該当する。大概、放送会社と歌手の感情の戦いは「芸能寄与度」で発生する。特に放送環境がドラマで芸能中心に移っているスター級芸能人の出演がプログラムの視聴率幅を大きく左右するだけに、芸能寄与度がどれほど高いのかによって該当放送会社歌謡プログラム出演可否が分かれる。

 実際に「無限挑戦」「遊びにきて」等に出演してMBC「芸能寄与度」が高い「ギル」は、所属グループ リサンの6集アルバムが販売量と放送回数で1位を記録したにも関わらず、SBS「人気歌謡」にただ一度も出演できなかった。2007年SМ所属スーパージュニアがMBC芸能プログラムに出演し、同時間帯のSBS芸能プログラムに移ってSМ所属歌手が1年近くMBCに芸能プログラムと歌謡プログラムに出演できなかった事件は、いわゆる「不敬罪」にひっかかった極端な例だ。

#永遠の敵も、永遠の味方も無い

 先に言及した2007年~2008年MBCとSМの葛藤は、現在全く違う局面で展開中だ。当時YG所属のビッグバンがMBC「ショー!音楽中心」のMCをするなどSМを排除して歌謡プログラムと芸能プログラムを満たしたMBCは、現在SМと最も厚い関係を維持している。

 反面、当時MBCと厚かったYGの2NE1とビッグバンのG-Dragon、太陽、大成などYG所属歌手をSBS芸能プログラム、歌謡プログラム全面に配置している。SBS-YGの関係がMBC-SМ構図を作ったという解釈が支配的だが、結局永遠の敵も、永遠の味方も無いという反証だ。

 これは過去、甲乙関係であった放送会社と歌手の関係が水平的に調整されたという意味にも解説される。SМとイヌ企画のMAMAボイコットから見るように、芸能企画会社も自分たちの主張と利益を貫徹させるために実力行使も辞さないこと。

 これは放送出演回数が人気を追求する決定的な要因だった過去とは違い、オンラインなど多様な広報窓口が用意され、歌謡市場もアルバムからデジタル音源に市場地図が変わったことに起因する。特に大型化しているアイドル歌手企画会社の主要収益の音源販売および関連商品販売は10代のファンが主導しており、彼らは放送よりインターネットに親しんだ世代というのも主要な要因だ。

 放送会社も、現在の多媒体時代に以前のような文化集中力を発揮できないことが事実だ。また景気不況で広告受注率が落ち、視聴率と直結するスターの交渉が切実になったこと。

 だが明らかなのは、放送会社のスター交渉は極めて「視聴率」という課題にともなうことという点だ。結局放送会社の立場では視聴率に有利な芸能人が味方になって、歌手立場では自分たちをさらに優待する放送会社が味方になる。

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Posted by ゆうじ at 22:03│Comments(0)放送
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