韓流新報

（聯合ニュースより）
　昨年「スターパワー」の虚像を体験した忠武路（チュンムロ）の重心がスター俳優からスター監督に急速に移っている。
　7日映画界によれば、昨年まで映画投資家らが投資を決める時 最も重要な判断基準とした要素は「どんな俳優が出演するか」だったが、最近では「どんな監督が演出するか」に急速に変わっている。

　このような現象は「スター級俳優が出演する映画は興行に成功する」といういわゆる「スターチケットパワー」の虚像が最近スターが出演した映画の相次ぐ興行失敗にあらわれたため。

　今年初め封切られた映画『お姉さんが行く』が代表的CFスターであるコ・ソヨンを「チームトップ」で前面に出したにもかかわらず興行に惨敗したかと思えば「韓国最高の俳優」というソン・ガンホを前面に押し出した『優雅な世界』も損益分岐点にしばらく至らない低調なスコアを記録した。

　昨年にはトップスターイ・ビョンホンとスエを前面に出した『その年の夏』、混血スターであるダニエル・ヘニーが主人公で出演した『Mr.ロビン コシキ』、韓流スターのピとイム・スジョンを主演でキャスティングした『サイボーグでも大丈夫』、チョン・ウソン-キム・テヒを前面に出した『中天』などが相次いで観客動員に失敗した。

　特にトップスター級俳優の場合、映画一本出演に5億ウォン前後の莫大な出演料を取りながらも、映画失敗に対する責任は全く負えない構造によって出演料バブル論議をも触発させた。

　ショーボックスの関係者は「最近スター俳優を前面に出した映画の相次ぐ興行失敗で、投資家らの投資基準が「スター俳優」から「スター監督」に急速に変わっている」としながら「どんな俳優が出演するかよりは、どんな監督が演出するかが映画の完成度を決定する重要な要素のため」と話した。

　現在映画投資家らが最も好むトップクラス級監督ではパク・チャヌク、ポン・ジュノ、キム・ジウン監督が「ビッグ3」で挙げられており『タッチャ』のチェ・ドンフン監督、『美女はつらくて』のキム・ヨンファ監督も投資家らが好む監督として脚光を浴びている。

　これによって何人もいない彼らスター監督に対する映画投資社と製作会社の求愛競争はより一層熱くなっている実情だ。

　国内最大映画投資・配給会社のCJエンターテインメントは、破格的条件でパク・チャヌク監督と長期パートナーシップ契約を結んでおり、ショーボックスは昨年映画『グエムル』の投資・配給を引き受けた関係を本質でポン・ジュノ監督の次期作プロジェクトにも優先的に参加できることを希望している。

　ショーボックスは最近キム・ジウン監督がメガホンを捉えた『いい奴悪い奴おかしな奴』の投資・配給契約を締結することもした。

　映像投資家協議会パク・ギョンピル会長は「スター級俳優が出演した映画の相次ぐ興行失敗で『スターチケットパワー』に対する信頼度が地に落ちた状態」として「シナリオがもちろん最も重要で、シナリオが良いということを前提とする場合、俳優よりは監督がはるかに重要な投資決定要素」と話した。

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