さぽろぐ

映画・TV・音楽  |その他の都道府県・海外

ログインヘルプ


メルマガ登録・解除
250文字の日本経済
powered by 携帯メルマガ メルモ

2012年03月25日

「三色K-POP韓流」アハ~こんなに違うんだね…

「三色K-POP韓流」アハ~こんなに違うんだね…
スポーツ朝鮮より)
 K-POPがアジアを越えて全人類の目と耳を楽しませている。1990年代後半、BABY V.O.X、NRG、H.O.Tなどが中国と東南アジアで人気を呼んで始まったK-POPの人気が、すでにアジアを越えて米欧そして南米にまで及んでいる状況だ。
 K-POPの海外人気は、単純に音楽コンテンツを輸出するのを飛び越えて、歌手の衣装と韓国料理さらに韓国語に対する関心にまで拡大している。言葉どおり韓国の文化が全世界に広がっていくのにK-POPが導火線になったのだ。
 K-POPがこのように世界的な人気を呼んだのは、国内3大企画会社であるSMエンターテインメント、YGエンターテインメント、JYPエンターテインメントの役割が絶対的だったと見ることができる。外国関係者が舌を巻くほど体系的な練習生訓練システムから世界音楽のトレンドを読んで、その上に韓国的カラーを乗せる能力、そして世界の視線を満足させる衣装と振りつけまでこれら企画会社の能力はすでに世界的といえる。
 グローバル市場という共通した目標に向かって走っているが、これら3社はそれぞれ違った戦略を持っている。これは各企画会社首長の音楽的好みと事業家的指向、企画会社創立時期、排出歌手などにより明確に分かれる。3大企画会社を集中分析してみよう。
▲「最初の威厳」SMエンターテインメント(以下SM)、徹底した分業化

 米国ファイナンシャル タイムズが「SMは才能発掘からトレーニングおよび製作に至るまで全て行う全世界唯一の会社」と評したように、SMは徹底して分業化された「内部クリエイティング システム」を通じて「国内最強のアイドル帝国」を作った。

 SMの内部クリエイティング システムは新人開発、トレーニング、プロデュース、マネジメントで構成されており、各分野に最高実力者が布陣している。

 まず新人開発チームでは、定期的に開催される正式オーディションの他に、ARSやインターネットを通したオーディションを開催し、中国、LA、ニューヨーク、カナダなどでもグローバルな人材を迎え入れる。この時、最も重視する項目が挑戦者の基本技として性格と可能性、スター性と実力、潜在力を等しく取りそろえた夢の原石を捜し出す。

 選抜された原石は、練習生として歌と振りつけ、演技、作曲、外国語など統合的トレーニングを受けて定期的に評価を受けて実力と発展度を検証される。完ぺきなトレーニングを終えたと評価されると、本格的なデビュー準備をするが、この時も音楽、A&R、ミュージックビデオ ビジュアル イメージ、ポスターおよびジャケット デザイン、録音までプロデュースチーム所属専門家の手助けを経る。特に核心になるのが曲作業を引き受けるA&Rチームだ。「アーティストが最も上手く発声できる声と音域を捜し出して、一言一言を最上に持っていく」というのが関係者の説明だ。

 マネジメントチームもアーティスト マネジメントおよび広報、CFとエージェンシー、広告および広報、マーチャンダイジング、コンサートとイベント、映画TVミュージカル別に分けられている。特にアーティスト マネジメントチームの場合には、アーティスト別にチームを構成するのはもちろん、放送媒体項目に合うように担当者を選抜する。もし少女時代が音楽番組や芸能番組に出演する場合には、該当担当者がチーフになって他の少女時代チーム マネジャーが協力をするが、ラジオに出演する時はラジオ担当者がチーフになって他のマネジャーがチーム員になってスケジュールを管理する形だ。

 このように分業化されたシステム下に会社全体が動いているのでSMは構成員1人に問題が生じたり、どんな事件が広まっていても柔軟に対処することができる。これがまさに1995年2月設立されて以来歌謡界トップを守っているSMの底力だ。

 SMの分業化システムは海外市場進出にもそのまま適用される。SMの海外市場進出戦略は「CT(カルチャーテクノロジー)」を基盤とした3段階戦略と説明される。レコードと公演などCT輸出、日本avex(BoA、東方神起)や米国UMG傘下の最高レーベル インタースコープ(少女時代)等現地パートナーとの合作、現地法人設立および日本語アルバム発表をはじめとする完ぺきな現地化がまさにそれだ。これと共に2009年韓国エンターテインメント企業の中で最初にYoutubeチャネルをオープンし、南米、アメリカ、ヨーロッパ、アフリカなどでも自社コンテンツに接することができるようにしたし、FacebookなどSNSチャネルを積極的に活用している。

 このような戦略は功を奏し、アジア市場を主軸に米国、ヨーロッパ圏、南米などでも目覚しい成果を成し遂げている。

 1990年代ペンドム文化を確立させたH.O.TとS.E.Sは「韓流」という単語を新しく作り出し、2001年日本に進出したBoAは発表するアルバムごとにオリコン チャート1位を席巻して韓流の地位をより高めた。東方神起は韓国アーティスト初で日本紅白歌合戦に出演する気炎を吐いたし、スーパージュニアは中国語圏ユニットグループのスーパージュニア-Mが2008年中国最高グループ賞グランド スラムを受けるなど確実な韓流スターとして位置づけた。

 2010年日本デビューショーケースに2万2000人のファンを殺到させて話題を集めた少女時代は、韓国ガールズグループで初めて米国UMG傘下の最高レーベル インタースコープと手を組んで、去る1月米国CBS看板トークショー「デービッド レターマンショー」とABC「ライブ ウイード ケリー」に出演し、NBC有名芸能情報番組「エキストラTV」とインタビューを持った。 SHINeeは、韓国アイドル グループ史上初めて英国ロンドン単独公演を成功させた。このように硬いスター陣に力づけられてSMは日本、米国、フランスなどで「SMタウン ライブ」コンサートを開催し、大きな反響を呼び起こした。

▲「文化創造」YGエンターテインメント(以下YG)、強大プロデューサー陣

 最近チュ・ヨンフンはMBC「ラジオ スター」に出演し、3大企画会社に対して評価しながら「YGのうらやましい点は、ジヌション、ウォンタイムなどファミリーになれば一生一緒に行くということ」と話して話題を集めた。実際にYGでデビューしたアーティストは、平均8年以上存続しており、歌謡界代表企画会社中で最も高いアーティスト存続率を誇る。

 このようにトップスターに成長した後にもYGアーティストが所属会社残留を選択してねばっこい「ファミリズム」を見せることができた最も大きい理由は、YGが彼らの音楽色を誰より上手く活かすためだ。これを可能にするのがまさにYGの「インハウス」製作システムだ。

 笑い話でYGを「家内制手工業企画会社」と呼ぶ程、YGはレコード製作からコンサート企画に至るまで徹底して自らの生産に固執している。このインハウス製作システムの重点に立ったのは「YGの首長」ヤン・ヒョンソク代表だ。ソテジ・ワ・アイドルで活動して大韓民国歌謡社を再び使った彼を中心に、ウォンタイム出身のテディ、BIGBANGのGドラゴンとインハウス プロデューサー16人が布陣している。

 これらの最強点は、各自が歌謡界の頂点に立っただけに時々刻々変わる歌謡界のトレンドを誰より早くキャッチすることができるという点だ。歌謡界の流れと変化に合うように各アーティストが持っている特性とトレンディー的な要素を適切に混ぜ合わせて「YGだけのヒット曲」を作り出す。最近ではブラックアイドピース、ウィルアイエム、オンザドック、デンマークの作曲家トーマス・トゥロルスンなどグラミーアウォード受賞経歴を備えた有名ミュージシャン、およびプロデューサーネットワークを確保し、YGだけの音楽世界を実現している。有名作曲家から曲を受けてプロデュースをお願いする他の企画会社とはスタートから差別化されているわけだ。

 「YGだけのコンテンツ」とは「OSMU(ワンソース マルチユース)」戦略を通じて流布する。OSMU戦略の核心は、一つのコンテンツを多様に活用して付加的な効果を作り出すということ。その一環でYGはBIGBANGのGドラゴンとTOPのGD&TOPをはじめとするソロおよびユニット活動により売り上げ多角化を企画、リスクを減らし売り上げおよび収益性を高めている。また、2NE1 TVやYG ON AIRなど内部映像を製作、流布することでコンテンツ適用範囲を拡大して新規付加価値を創り出している。これにYoutubeなどSNSプラットホームを利用してYGの波及力が及ぼす地域を拡大していきながらグローバル市場にも視線を転じている。

 注目すべき点は、現地化戦略を採択しないながらも成果を上げているという点。ライブネーションと手を組んでワールド ツアーを進めているBIGBANGは、自分たちの新曲とヒット曲だけで公演を構成した。公演総監督を引き受けたローリーアンド ギブスンも「数多くのスーパースターと作業したが、BIGBANGはビンテージ的ながらも未来的な要素を同時に備えた独特と特別な魅力がある。世界的に変化が必要な時点だ。BIGBANGのスペシャルな魅力は全世界をひきつけることができる重要な要素になるだろう」と自信を持ったほど。

 実際にBIGBANGは、韓国歌手では初めて韓国語アルバムであるミニアルバム5集「オールライブ」をビルボード メインチャート「ビルボード200」の150位に進入させたし、グラミーとビルボード メイン ページに紹介される気炎を吐いた。また「オールライブ」タイトル曲中一つの「ブルー」は、ミュージックビデオ公開一日だけでYoutube照会数100万件を突破して話題を集めた。特に韓国、日本などアジアを越えて米国、フランス、ドイツなどヨーロッパ圏、南米圏、アフリカ地域でも動画を観覧したという点は、全世界的なBIGBANGの人気を立証するのに充分だった。この他にBUGBANGテヤンのソロ アルバムは、カナダ iTunes R&Bチャート1位を、2NE1のミニアルバムは米国エレクトロニック チャート2位になり、YGは1年間約3億ウォンの音源売り上げを収めるのに成功して地位を振り切っている。

▲「アメリカンドリーム」JYPエンターテインメント(以下JYP)パク・チニョン システム

 JYPの根幹は「パク・チニョン」だ。1994年「俺から離れるな」でデビュー、「エレベーター」「ハニー」などをヒットさせて「歌謡界のイシュー」に浮び上がったパク・チニョンは、2001年6集活動を終えてプロデューサーに転向、ワールドスター「ピ(Rain)」をはじめとして、パク・チユン、ノウル、ピョル、godなどのレコードを成功裏にプロデュースした。また、2004年には米国に進出、アジア作曲家の不毛地である米国レコード市場でウィルスミス、メース、キャッシュなどビルボード10位圏スターのアルバムに曲をのせて実力を認められた。

 そのような彼が輩出したスターがまさにワンダーガールス、2PM、2AM、missAなどの「JYP師団」だ。これらの共通点はまさに発掘からデビュー、活動方向に至るまで全面的にパク・チニョンが手がけたということ。2AMのチョゴンとワンダーガールスのソネが、2001年SBS「パク・チニョンの英才育成プロジェクト」出身ということはすでに有名な事実だ。それ以外にメンバーを発掘したJYP公式オーディションにもパク・チニョンは深い関与をしている。

 人材を選抜、専門的なトレーニングをする段階にもパク・チニョンの影響は作用する。特にデビューするチームの色と方向を決めることに多くの影響を及ぼす。早くから米国市場に対する夢を持っていた彼は、イム・ジョンヒとG-ソウルをJYP USAに連れていってトレーニングを受けるようにした。また、2009年には「ソーホット」「ノーボディー」などをヒットさせて大韓民国代表ガールズグループで位置づけたワンダーガールスとともに米国に渡り、新人として基盤を固めた。

 2AMと2PMは「夜明けに聞きやすい音楽」と「真昼に聞くことができる音楽」をするアイドルというコンセプトを定めたチームで、missAは「中国語圏を始めアジア代表ガールズグループに成長させる」という抱負を持って作り出したグループだ。

 トレーニング段階においてはボーカル レッスンに多くの球を傾ける。JYPにはパク・チニョンが直接作った「ボーカル教本」があるが、これはSBS「K-POPスター」で聞かせるパク・チニョンの審査評にもそっくり溶け合っている。所属会社関係者は「パク・チニョンがボーカルの部分で最も重点的に見る部分が4種類ある。高音を出す時あごを上げないこと、企画を開くこと、技巧を働かせるのに集中せずに歌に真心を表わすこと、話すように歌を歌うことなどだ。本人が現役で活動して得たノウハウを気に入る人に教えたい傾向がある。実際に2PMなど所属歌手と作業をする時もホワイトボードを持って行って講義をする」と説明した。

 このようにJYP師団の主軸になるのはパク・チニョンだ。プロデューサーとしての卓越した力量と感を備えた彼の作品は、ほとんどが大きいヒットを記録した。ワンダーガールスは2009年世界最高のアイドル ジョナスブラッドスの全米ツアーでオープニングを飾ったし、同年韓国歌手初でビルボード シングル チャートである「ホット100」チャートで「ノーボディー」で76位になった。各種歌謡祭をさらった2PMは、日本武道館6回連続公演を進めるほど影響力を発揮している。missAも2010年デビューと同時に各種歌謡祭で新人賞を受賞して威容を誇示した。

 だが、1人体制で流れるならばやむを得ず限界に至る可能性もある。

 それで考案したのが、他の企画会社とマネジメントを締結する方法だ。イム・ジョンヒと2AMのようにバラードやソウルに強い容貌を見せるアーティストをパン・シヒョクがプロデューサーであるBig Hitエンターテインメントでマネジメントするようにして、missAをAQエンターテインメントで管理するようにすることなどが一例だ。

あなたにおススメの記事

同じカテゴリー(芸能企画社)の記事画像
SM-JYP-YG 3大企画社の致命的弱点は?
SM-YG-JYP「KPOP STAR」で共同オーディション
同じカテゴリー(芸能企画社)の記事
 SM-JYP-YG 3大企画社の致命的弱点は? (2012-08-09 11:59)
 SM公演売上額だけで1000億…東方神起760億ウォン記録 (2012-07-13 21:25)
 SM-YG-JYP「KPOP STAR」で共同オーディション (2011-07-05 08:40)
 「ビッグ3」株式評価額「1300億」 (2011-06-11 09:08)
 JYP - SM、音楽市場越えてドラマで競争? (2011-03-18 08:37)
 YG,JYP,SМなど有名レコード会社合併、法人設立 (2010-03-22 13:40)
Posted by ゆうじ at 13:04│Comments(0)芸能企画社
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。
削除
「三色K-POP韓流」アハ~こんなに違うんだね…
    コメント(0)