韓流新報

（スポーツ・カンより）
　「白い巨搭」「美女はつらくて」など日本原作をリメイクした韓国映画・ドラマがヒットして「イルド(日本ドラマ)を引き写す」と言う批判が多い。しかし、いざ相手の日本では「韓国リメイク」ブームが吹いている。韓流熱風を単純輸入するに留まらず、日本俳優とスタッフの手で「現地化」作業をしている。

　日本のテレビ朝日は、来る4月から韓国ドラマをリメイクした「ホテリアー」を放送する。「ホテリアー」は2001年MBCで放送されたドラマで、高級ホテルを背景に若者達の愛を描いたドラマ。韓流スター ペ・ヨンジュンを含めキム・スンウ、ソン・ヘギョ、ソン・ユナが主演したこのドラマは、東京MXTV、日本テレビなどで放送されて韓流ブームの手助けになった。今度リメイクされる日本版「ホテリアー」は、「少女剣客あずみ」などで国内でもよく知られる日本の人気歌手兼タレント上戸彩が主演する点でも人目を引く。上戸彩は韓国版でソン・ユナが演じたホテルマネージャ役を演じる。上戸は「今までのチャキチャキしたイメージを変えて素敵な女性を演じたい」と明らかにした。

　今年前半にはチョン・ウソン、ソン・イェジン主演の「私の頭の中の消しゴム」も日本ドラマにリメイクされる。「私の頭の中の消しゴム」は本来日本のドラマ「ピュアーブラシ」をリメイクした作品。日本作品をリメイクした韓国映画を再び日本でリメイクするわけだ。主人公夫婦役には人気歌手兼俳優の深田恭子と及川光博がキャスティングされた。放送社である日本テレビは、日本原題ではない韓国リメイクタイトルである「私の頭の中の消しゴム」を使う。去る2005年日本で30億円を積いで韓国映画興行収入1位になった「私の頭の中の消しゴム」を意識したわけだ。

　去年には韓国映画「二士夫一体」をリメイクした日本ドラマ「マイボス・マイヒーロー」が人気を呼んだ。「マイボス・マイヒーロー」は「二士夫一体」の日本封切り題目で、日本ではDVDなどで発売開始されて幅広い人気を集め、結局リメイクまでなった。チョン・ジュンホが演じた主人公「学生組織暴力団」は人気グループTOKIOのメンバーである長瀬が演じた。日本版「二士夫一体」も韓国原作のように若い組織暴力団親分が卒業証書を受けるために高等学校に編入した後に起る騷動を描いた。しかし原作の「組織暴力団」を日本のやくざに変えて暴力の代わりにコメディを増やすなど「現地化」したことが特徴だ。このドラマは去年3半期日本ドラマ視聴率1位を記録するなど高い人気を呼んだ。

　日本のこのような韓国ドラマリメイク熱風は、韓国の日本ドラマリメイク熱風とかみ合って人目を引く。ドラマ批評誌「ドラマチック」の休仮を与えること氏姓は「韓国も日本もドラマ素材枯渇に苦しみ、相手国に新しい素材を求めている」とし「韓流熱風を単純に輸入するに留めず「現地化」しようとする日本の努力も覗き見える」と分析した。

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