韓流新報

（京郷新聞より）
　アルバム市場長期不況の脱出口を日本で見出すことができようか。正月の連休が終わり、韓国歌手の日本市場攻略が本格化している。BoAは2日、日本で出した一枚目のベストアルバム『Best of soul』でオリコンデイリー、ウィークリーチャートで共に1位になった。所属社であるSMエンターテインメント側は、百万枚突破を楽観している状態。4月東京、大阪、名古屋、福岡等でコンサートもして人気を引き続くという計画だ。

　16日にはピの正規1集アルバム『It's raining』とSugarのシングル『Heartful』、23日にはSE7ENのデビューシングル『光』とドラマ『パリの恋人』OSTが発売される。『パリの恋人』は3月1日日本テレビで放映される予定でもある。

　ピは日本で21日ショーケースを開いて本格的な列島攻略に出る。SE7ENも26日名古屋、大阪のレコード店でイベントを、27日東京でショーケースを行う。

　狭い韓国市場で繰り広げることができなかったピとSE7ENの正面対決が広い日本市場を背景に行われる。

　JEWELRYの正規アルバム『JEWELRY BOX』とユン・ソナの正規アルバム『Song bird』(3月2日)、イ・ジョンヒョンの正規アルバム『Wa come on』(8日)、神話のスペシャルアルバム『Winter Story 2004-2005』(9日)、リュ・シウォンの正規アルバム『冬の夢』(16日)、神話のベストアルバム『Shinhwa Precious Essential Collection』(30日)も発売される。2〜3月の中で韓国歌手のアルバムが殆ど毎週日本大衆に届けられる。

　日本の最大アルバムチェーンであるHMV公式サイト(www.hmv.co.jp)にも「発売予定である期待アルバム順位200」に韓国歌手のアルバムが多く上がった。神話のベストアルバムが5位、ピの『It's raining』が8位、パリの恋人OSTが23位、SE7ENの『光』が30位になっている。

　韓国歌手たちが日本進出に力を注ぐには理由がある。

　不況に陥り立ち直る気配のない韓国音楽市場に比べて、日本はアルバム、公演市場共に健在だからだ。SE7ENの所属社であるYGエンターテインメント関係者は「日本は世界2位のアルバム市場を持っていながらも、不法ダウンロードによる被害が少なく、公演文化が活性化しており、ミュージシャンが活動するのに良い」と明らかにした。

　『冬のソナタ』に触発された韓流熱風は、歌手たちの日本市場進出を容易にした。『冬のソナタ』OSTが80万枚を販売したのに続き、『冬のソナタ』収録曲を歌ったRyu、出演者だったパク･ヨンハが歌でも人気を集めた。

　かつて日本市場に進出して大きな成功を収めたBoAが日本語を使ったこととは違い、最近進出する韓国歌手たちは韓国語そのまま歌うことも目を引く。神話の場合、去年発売された7集と間もなく発売されるアルバムも日本語で新たに録音せず、韓国で発売された曲を新たに配する形で発売される。ピも収録曲『I do』のみを日本語バージョンで別に収録するほどの「最小限の誠意」のみを見せた。

　これは歌手たちが「韓国語で日本市場を攻略することができる」と言う自信を持ち始めたという意味で分析可能だ。日本の俳優たちが韓国語のセリフを駆使する映画が製作され（『ホテル・ビーナス』)、日本人の間でも「韓国語学習」ブームが起こるなど韓国語に対する好感が根本にあるという意味だ。

（連合ニュース）
2、3月J-POP市場に韓国歌手アルバムラッシュ
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